「心の種」と「言の葉」
こんにちは
今日は、たんぽぽっ子たちは「お手紙活動」に取り組みました
一番初めに〇君が「〇〇先生にお手紙書く」とお話しし、準備開始
お手紙に必要なものは、「紙(びんせん)」と「ペン」、そして「ふうとう」ですね
「何て書こうかなぁ」職員と話しながら、自分で文章を考えました
そして、文章だけでは伝えきれないいろんなメッセージもお手紙の中に添えました
お手紙に、今日、頑張った「ハサミ練習」で切った短冊の飾りをペタリペタリと貼りました
「大好きな先生に自分が頑張った成果を見てもらいたい一緒に喜んでもらいたい」
そんな気持ちが込められていると思います。
一緒にお手紙制作に取り組んでいる職員に「車の絵を描いて」とお願いすることもできましたお手紙を通して、自分が好きな物も伝えています。
好きな物を共有・共感できることも、とっても嬉しいですよね
「できたよ~」
お手紙が〇〇先生に届くのをとっても楽しみにしているようです。
嬉しい気持ちは、周りの子たちにもすぐに伝染します
「わたしは、〇〇ちゃんに手紙書く!」「ぼくは〇〇先生!」と他の子たちもお手紙書きに加わりました
「お仕事がんばってね。」等、「どんな言葉を伝えようかな?」と一生懸命考えながら書くことができました
折り紙でプレゼントを作って入れている子もいました。
お手紙もらったとき、どんな顔をするかなお返事もらえるかな
渡す前からワクワクしているようです
「やまとうたは 人の心を種として 万(よろづ)の言の葉となりにける。」
(古今和歌集仮名序 紀貫之)
「やまとうた(和歌)」は、昔の人が自分の思いを大切な人に伝えるために書き綴ったもので、現代でいう「お手紙」です
「やまとうたは・・・」(紀貫之)の一文を、たんぽぽ風にかみ砕いて読むならば、人の心の中にある「種」にたくさん水や栄養(愛情)を与えると、ぐんぐん成長して「言の葉(ことば)」が生い茂ります
そして「言の葉(ことば)」は、「やまとうた(お手紙)」となって、大切な人に伝えられます
お手紙を通して伝えられる「言の葉(ことば)」は、受け取った人の心の「種」の栄養となり、いずれは新たな「言の葉(ことば)」となって、だれかの心に届けられるでしょう。
そう考えると、「言の葉(ことば)」は、無限の可能性をもっていますね
子どもたちの「心の種」を大事に育み、「言の葉(ことば)」が豊かに生い茂るように、
そして人と人とがつながる喜びを感じられるように、
「お手紙活動」をこれからも充実させていけると良いなと思います